内向(I)と外向(E)

MBTI_16パーソナリティの構成要素

一般的に、内向的と言えば「家にいることが多く、友達も少ない暗いタイプ」というイメージがあります。

同じように、外向的と言えば「外出することがが多く、友達も多い明るいタイプ」というイメージがあるのではないでしょうか。

あながち傾向としては間違いではないのですが、MBTI(16パーソナリティ)の性格分類では少し捉え方を変える必要があります。

「内向(I)≠暗い、外向(E)≠明るい」以上の視点でとらえなければ、性格の本質を見落としかねません。

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内向(I)タイプ

内向(I)タイプの外に現れる特徴を列挙すると次のような感じだと思います。

  • 控え目
  • 初対面が苦手
  • 友達が少ない
  • 口数が少ない
  • 興味の幅は狭いが突き詰める
  • ものしずか

これは外から見た時の特徴であり、内向(I)タイプの全てではありません。

内向(I)タイプの本質は「思考の基準が自分である」ということです。

内向(I)タイプの心の作用としては次のようなものがあげられます。

  • 哲学的で独自の解釈をする
  • 自分の中でイメージが膨らむ
  • 自分の感性を大事にする
  • 心の中のイメージを表現する

このような心理的作用が働くため、「家にいることが多く、友達も少ない暗いタイプ」と考えられがちになります。

内向(I)タイプでも、社会にうまく適合している場合には社交性が高く、一見外交的に見えます。

一概に「内向(I)=暗い」と断定はできないと思っておくのがよいでしょう。

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外向(E)タイプ

外向(E)タイプの外に現れる特徴を列挙すると次のような感じだと思います。

  • 社交的
  • 初対面でも問題ない
  • 交友関係が広い
  • よく喋る
  • 興味の幅が広い
  • 騒がしい

外向(E)タイプの特徴は内向(I)タイプとは正反対になるように書きました。

外向(E)タイプの本質は「思考の基準が他人や環境である」ということです。

外向(E)タイプの心の作用としては次のようなものがあげられます。

  • 事実を発見する
  • アイデアを思いつく
  • 人に合わせて感じ方が変化する
  • 現実の細かいところに気が配れる

このような心理的作用が働くため、「外出することがが多く、友達も多い明るいタイプ」と考えられがちになります。

外向(E)タイプでも、でかけるのが好き、人と話すのが好きとは限らない点には注意が必要です。

一概に「外向(E)=明るい」と断定はできないと思っておくのがよいでしょう。

内向性と外向性を判断する簡単なテスト
6つの質問に答えるだけで内向と外向を判断できる性格診断テストを準備しました。人当たりがよくて誰とでも仲良くなれる外交的な性格と一人の時間を大切にする内向的な性格に比べて大きな違いがあります。内向と外向には、どちらにも強みと弱みがあるものの、一般には外向性が高い方が良いと考えられがちです。
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16パーソナリティ(MBTI)における3番目の記号である思考(T)と感情(F)について記載します。思考(T)と感情(F)は、考え方の違いを表しています。
計画(J)と探索(P)
16パーソナリティ(MBTI)における3番目の記号である計画(J)と探索(P)について記載します。計画(J)は「判断するために使う機能」、探索(P)は「情報を得るために使う機能」とされます。

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