気の利いたことを言えない
ESTPは、無神経で配慮のない言い方をすることがあります。正論や論理的に正しいことを言いますが、人の心に訴えかけるような気の利いたことを言うのは不得意です。しかし、人の顔色や挙動の変化には敏感に気づくため、まずいことを言ったなと後悔します。人の反応を見る力はありますが、感情に対する想像力は低いと言えます。
規則・ルール嫌い
ESTPは、ルールや規則を守らない性格の一つです。ESTPにとって、目的達成が最重要であり、手段は重要ではありません。必要ないと判断したルールや規則を、守らなくていいものと勝手に判断する傾向があります。また、禁止されていることの抜け道や、裏を取って回避しようと考えます。目的至上主義的な考え方をするタイプと言えます。
表面的な事実に頼る
ESTPは、人の挙動や出来事に対する洞察力に優れています。しかし、その裏に隠された事実を正確に把握することを苦手とします。表層の部分を把握することは得意ですが、さらに推測して人の感情を読み取ることや、複雑に絡み合う事実関係を導き出すことは不得意です。行き当たりばったりな性格でもあるため、色々な事象を組み合わせて考えることはあまりありません。
計画性がない
ESTPは、現在を充実させることを重視しており、長期的というより短期的に物事を考える傾向があります。ロジカルに考えられた判断を下すというより、場当たり的な決断をするタイプです。しかし、このやり方で十分通用することを経験しており、どんなイレギュラーな事象にも対応できる自信を持っています。本来ならば回避できたはずの面倒ごとを引き起こしてしまうことには注意が必要です。
地道な努力が苦手
ESTPは、忍耐力や粘り強さに欠けるタイプです。常に新しい刺激を求め、退屈や繰り返しを嫌います。新しい物事を始める行動力やエネルギーが非常に強い一方で、成果を出すまでの地道な努力を苦手とします。三日坊主で終わってしまうことも多いでしょう。さらに、体を動かしているほうが好きで、学校の授業などは刺激に欠け、また自由に動くこともできないので、面白くないと感じます。
目標到達を重視しない
ESTPは、新しい刺激を求める衝動が強く、物事を途中で投げ出してしまうことがあります。自由で自律性を大切にする性格であり、目標や約束事は制限をかけてくる邪魔なものに感じます。ESTPが好む状態は、常に自分の好奇心を満足できるように色々なものに取り組み、挑戦できる環境です。目標を掲げてそれに挑戦しても「状況が変わったので…」と言い訳しながら勝手に目標そのものを変えてしまうことがあるでしょう。
無謀な行動
ESTPは、行動を重視します。衝動的なことが多く、どういったことが引き起こされるかを十分に考えないまま行動に移してしまうことが多いです。他の人から見ると無謀に見えることも、ESTPは「きっと面白い、上手くいく」と感じています。リスクを想像するよりも、今やりたいことやスリルを求めて行動を起こします。