【性格診断】ビッグファイブとは

ビッグファイブ ビッグファイブ

ビッグファイブ(Big Five personality traits)とは、心理学におけるパーソナリティの分類方法の一つです。

簡単に言うと、性格分析の一つの方法です。

「ビッグファイブ」という名前の通り、人のパーソナリティ(性格)は大きな5つの指標で表せるという考え方です。

性格心理学の中では、現在最も有力なモデルとされています。

最近では、メンタリストDaiGoさんがyoutubeなどで紹介し、話題になっています。

また、マッチングアプリ「with」の中にもDaiGoさん監修の元で、性格診断として取り入れられています。

ここではビッグファイブの主要5因子やそれぞれの傾向について紹介したいと思います。

下のリンク先には10個の質問で診断できるページを準備しました。

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パーソナリティの5因子

ビッグファイブにおける性格を決定づける要素は次の5つです。

  1. 開放性
  2. 誠実性
  3. 外向性
  4. 協調性
  5. 神経質的傾向

実際にはこの5つの因子はさらに細分化されます。

例えば、一口に「外向性」と言っても、社交性、自己主張、興奮追求、温かさ、活動性、肯定的感情などの関連する性質が含まれるとされます。

また、外向性が「ある」「ない」といったように二つに分断されるわけではなく、多くの人は「どちらかと言えば外向性が高い」というような微妙な偏りを示します。(分布としては正規分布になるとされます)

以下ではそれぞれの5因子について説明します。

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因子1: 開放性

開放性は、冒険性、芸術的興味、感情表現性、想像力、知性、自由性を包含した項目です。

開放性の高い人は以下の傾向があります。

  1. 知的好奇心が強く
  2. 感情に関してオープン
  3. 美しさに敏感
  4. 新しいことに挑戦する意欲がある

開放性が高いことで生じる弊害としては、集中力がない、行動が突発的、危険な行動をとる、快楽を求める、といったことがあげられます。

つまり、開放性が高いことは良いことであるとは一概には言えません。

開放性の低い人は、忍耐力が高く、一つのことに目を向けることを得意としますが、新しい経験を求めない閉鎖的な性格となります。

因子2: 誠実性

誠実性は、努力、慎重性、忠実性、秩序性、自制力、自信を包含した項目です。

誠実性の高い人は以下の傾向があります。

  1. 努力を怠らない
  2. 行動が計画的
  3. ルールを守る
  4. 自制心が高い
  5. 自己評価が高い

自己コントロールできる人は誠実性が高い人とされます。

最も分かりやすいのは、衝動的ではなく計画的に行動しているかという点です。

誠実性が高いことで生じる弊害としては、柔軟性が低かったり、自発性が足りないといったことがあげられます。

誠実性が低い人は、義務やルールを嫌うため、信頼されにくい危険があります。

因子3: 外向性

外向性は、活発性、自己主張、明朗性、刺激要求性、親しみやすさ、社交性を包含した項目です。

外向性の高い人は以下の傾向があります。

  1. エネルギッシュ
  2. 社交性が高い
  3. 会話を好む
  4. 陽気である

外向性が高いことで生じる弊害としては、人一倍目立ってしまう、自己主張が強く威圧的であるといったことがあげられます。

一方、外向性の低い人は、おとなしく、控え目、慎重であり、積極的に周囲へ関与しないという特徴があります。

そのため、社会的に劣勢であると評価されることがあります。

因子4: 協調性

協調性は、利他主義、協調性、謙虚さ、道徳性、共感性、信用性を包含した項目です。

協調性の高い人は以下の傾向があります。

  1. 人を信頼する
  2. 思いやりがある
  3. 寛大である
  4. 親切である

協調性が高いことで生じる弊害としては、人に利益を譲ってしまう、議論ができない、競争心が芽生えないといったことがあげられます。

協調性が低い人は、他人とうまくやっていくことよりも自分の利益を優先し、一般的に他人の幸福には関心がなく、他人のために精一杯頑張ることも少ないと言えます。

他人に対して懐疑的で、不信感があり、非友好的なため、信頼を得にくい可能性があります。

因子5: 神経症的傾向

神経症的傾向は、怒りっぽさ、不安さ、憂鬱さ、利己性、自意識性、傷心性を包含した項目です。

神経症的傾向の高い人は以下の傾向があります。

  1. 感情的である
  2. ストレスに弱い
  3. ネガティブ
  4. 傷つきやすい

ネガティブな思考を繰り返したり、ストレスに弱く、打たれ弱いなど、肯定的にとらえられる特徴はありません。

神経症的傾向が低いことで生じる弊害としては、無感動・無関心であり鈍感であるといったことがあげられます。

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